よく嗜まれているコーヒー10種類
ここでは私の独断と偏見で選んだ、よく嗜まれているコーヒー10種類をご紹介します。
銘柄が一緒でも焙煎方法や抽出方法で驚くほど変化しますので、同じ銘柄で飲み比べてみるのも楽しいですね!
キリマンジャロ(タンザニア)
- 酸味とコクが強く後味が爽やかで「野生味溢れる」と表現される
- 様々な焙煎方法を用いられており風味が大きく変化する
グアテマラ
- 強い酸味とコクがあり、特徴的な甘い香りを感じられる
- 「アンティグラ」という地域が生産している豆が人気&高品質
ケニア
- フルーツのような強い風味を持ち、バランスが良い
- 深めの焙煎で嗜まれる事が多い
コナ(ハワイ)
- 酸味、コク、風味が強く苦味は少ない
- 世界三大コーヒーの一つで希少価値が高い
コロンビア
- まろやかで酸味と甘みが特徴的
- バランスが良く安価であるためブレンドのベースに利用される事が多い
- The コーヒーの基本
ジャワコーヒー(インドネシア)
- ジャワ島出身でアラビカ種のコーヒー
- モカジャバは「最初のブレンド」と言われるも現在の出荷量はごく少量
- ジャワ島ではロブスタ種も育てられているため、アラビカ種のものを指す場合はジャワ・アラビカと言われる
ブラジル
- 甘い香り
- 癖がないのでブレンドのベースに利用される事が多い
- バランスが良く安価というコスパ最強
- 日本が輸入している豆No.1
ブルーマウンテン(ジャマイカ)
- 言わずと知れた最高品質のブランド豆
- 世界三大コーヒーの一つで、希少価値が高い
- 『コーヒーの王様』
マンデリ(インドネシア)
- 酸味は少なく苦味とコクが強い
- 独特な後味がある
- スマトラ島出身
- 日本ではブルーマウンテンが広まる前までは世界一と言われていたほど、好まれていた
モカ(エチオピア、イエメン)
- フルーツを想像させるような酸味、チョコレートのような香り
- 古来からあるブレンドでスッキリとしており飲みやすい
- イタリアではコーヒーの事をモカと呼ぶ
どのコーヒー豆も日本より遥かに暖かい、赤道付近の地域で栽培されています。
日本でも沖縄などで栽培されてはいますが、限られた地域で極少量しか生産されていません。
コーヒーの木が元気に成長できる地域は年中暖かく、標高が高く、水捌けが良い土地で…とたくさん条件があります。
その条件を満たす地域が赤道付近となり、通称「コーヒーベルト」と呼ばれている範囲です。
品種名の由来
品種名は産地となる国名や地域名によって名付けられる場合が多いでしょう。
「ブラジル」「ケニア」などは分かりやすいですね。
一方、「モカ」はイエメンにある「モカ港」が由来で、イエメンやエチオピアのコーヒー豆がモカ港より出荷されるため、モカと呼ばれています。
「ブルーマウンテン」はジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の規定標高区間で育てられたコーヒー豆を指します。
このように、基本的には生産地域によって名付けられていますが、その地域周辺という広い範囲や定義で名付けられる銘柄もあれば、限られた厳しい基準の中で育てられ希少価値を高めている銘柄もあります。
3種類のコーヒーの木
現在はたくさんのコーヒーの銘柄がありますが、元を辿ると3種類のコーヒーの木かた派生しています。
長い年月をかけて品種改良や突然変異等を繰り返し、それぞれの地域で個々の特性をもったコーヒーが誕生しています。
好みのコーヒーがどのコーヒーの木から派生したのか辿ってみるのも楽しいですよ。
アラビカ種
- 最も生産量が多い品種で世界流通量の6〜7割を占めている
- 高品質
- 標高1,000~2,000mで栽培
- 原産地はエチオピア
- 香りと酸味が良い
- 病虫気に弱い
- ストレートで飲むことが多い
カネフォラ種(ロブスタ種)
- 実が多くなる特徴があり、インスタントコーヒーをはじめ、比較的安価なコーヒーとしてで提供されている傾向がある
- 標高500〜1,000mで栽培
- 原産地はコンゴ
- 苦味が強くカフェインが多い
- 病虫害に強い
- ブレンドされて飲まれる事が多い
リベリカ種
- 日本での流通量は極少量で主にヨーロッパで飲まれている
- 標高200m程で栽培
- 原産地は西アフリカ
- 病虫害に強く少ない雨量でも育つ
- 苦味が強い
まとめ
種類がたくさんあると、何を選ぼうか迷ってしまいますね…!
私は「珈琲であれば何でもいいや」なんて思ってた時期もありますが、少しずつ「酸味は苦手で苦味が強い方が好みだな」など、好みの系統を自覚しはじめています。
少しずつ知識を蓄えながら色々なコーヒーを飲んでみて、好きな銘柄を見つけていくのも醍醐味ですね!
コーヒーの風味の違いを感じたい人は、定期サービスを利用してさまざまなコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか。
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